うつになりやすい人はDNAで決まっていた?!不安対処法伝授!
こんにちは。あーりーです。
私は人と比べて緊張や不安を感じやすいのではないかと幼いころから思っていました。
人前でしゃべるのは苦手だし、心臓がバクバクしてしまう。
一方、全く緊張しないという人や嫌なことがあってもすぐにポジティブになれる人いるじゃないですか。
不安を感じやすい自分としては「そんなのやせ我慢じゃないの~」と疑う目すらもっていました。
そんな人性格の人は羨ましいな、自分はどうしてポジティブにとらえられないのだろうと考えることも。
そこでこの本を目にしました。
「不安遺伝子?!」
「不安になる人」「不安にならない人」の違い
実は不安になる人ならない人は先天的に遺伝子で決まっています。
私は不安を感じやすいか感じやすくないかは、生きた環境や経験したことによるのだと思っていました。
もちろん生きた環境で不安に感じる人、感じない人の違いがでるのは事実ですが、
そもそも不安を感じやすい遺伝子が存在します。
その名も
「セロトニントランスポーター」=不安遺伝子
SSRIはセロトニンの再取り込みを阻害することで脳内のセロトニン量を増やし神経伝達を改善して、抗うつ作用をあらわす。
短いタイプ(S型)の遺伝子を持っている人は不安になりやすく、長いタイプ(L型)を持っている人は不安になりにくいといわれています。
S型を持つ人は情緒安定物質であるセロトニンの流通量が低くなってしまいます。
よくうつを治すために使われるSSRI(デパス)はセロトニンの再取り込みを阻害することで脳内のセロトニン量を増やして神経伝達を改善、抗うつ作用をあらわすお薬ですよね。
うつを治すにはセロトニンが大事ということ皆さんご存知の通り。
日光を浴びる、運動する、規則正しい生活がセロトニン不足解消につながると言われています。
幸せホルモンといわれるセロトニンの分泌がそもそも少ない人がいるというのならば、うつになりやすい人は確実にいますよね。
簡単な不安気質自己判断テストというものがあるのでやってみてください。
5つ問いがあるので、「いつもそうである」、「まあそうである」、「それはない」 3つのどれに該当するか考えてみてください。
・心配性な方である
・神経質な方である
・落ち込みやすい方である
・一度不安になるといろいろ悩んでしまう
・疑いが生じると妄想的になるところがある
いつもそうである、まあそうである=1点、それはない=0点
5点満点で得点を算出してみてください。
4、5点の方は不安気質を持っている、3点の方は状況によっては不安気質になる、
2、1点の方は該当した項目に限り不安遺伝子が発生している可能性ががある。
0点は不安遺伝子を持っていないと考えられます。
どうでしたか?私は満点5点でした('ω')
私は緊張状態・ストレス過剰な状態続いて、睡眠不足、食欲不振からうつに発展していきました。
でも同じ生活をしていても比較的元気な人っているじゃないですか。
だからうつは甘えだとかうつになった本人も自分を責めがちになってしまうのですが、
私は先天的にそもそもうつになりやすかったのか!!!
うつになった方は医者やカウンセラーに言われても、自分が弱いからだ・・・
と責めるのがやめられないことあると思います。
私はうつになりやすい遺伝子をもっているのだから多めにみてあげよう
という気持ちを持つことができれば気持ちがちょっとだけ楽になりません?
例えば同じように予防・対策をしていてもどうしてもインフルエンザの症状を発症しやすい人・発症しない人が遺伝子的にいます。
ちなみに私はインフルエンザの症状は発症しにくい体質です。
学生の頃合唱コンクールの練習をしていて横の人(次の日インフルエンザで欠席)の咳がめちゃくちゃかかる位置にいたのですがまったく発症しませんでした笑
予防接種をしていない私より予防接種をしている家族の方が毎年インフルエンザになります。
何を言いたいかといいますと、
うつになったからといってあなたは弱い人間でもなんでもない!
自分を責めるな!
ということです。
責めるのではなく科学的に精神疾患になりやすい(過去強迫神経症、パニック障害も発症)
自分とじっくり向き合って無理せず生きていかなければなと思うんですね。
日本人は世界的に見ても不安を感じやすい?!
日本人のS型不安遺伝子保有率は80%です。
非常に不安を感じやすい遺伝子はSS型
そんなに不安を感じない遺伝子はSL型
めったに不安を感じない遺伝子はLL型
と言われています。
上の二つが日本では80%占めるということになります。
世界的に見ても日本人はダントツに不安遺伝子をもっています。
(韓国77%フランス46%アメリカ40%)
テレビで活躍しているあの「明石家さんまさん」は実はSS型の不安遺伝子の持ち主なのだとか。
めちゃくちゃ意外でしたね。
どうすれば不安を軽減することができるのか
日本人は非常に不安を感じやすい遺伝子をもつことが分かりました。
では、どうすれば不安を軽減することができるんだい!と知りたい方も多いはず。
簡単な方法を3つご紹介します。
棒を思いっきりギューッと噛む
不安遺伝子を持つ人はセロトニンの分泌量が低いため、一度パニックになってしまうと、なかなか軽減しにくい体質です。
一度怒られてしまうと不安がやまずに震えがとまらなかったりだとか、不安が解けないなんて経験ありますでしょうか。
ラットの実験で棒を思いっきり噛むことで不安緊張物質であるノルアドレナリンが視床下部や扁桃体で急上昇して降下していくことが証明されました。
つまり、不安を感じた時に何か思いっきり噛める物を準備しておくと不安が和らぐということです。
人前で噛むのは難しいという方もトイレ等の個室で噛める棒のようなものを常備しておくとよいかもしれませんね。
ハンカチを両手で上下に思いっきり引っ張る
上記した棒を思いっきり噛む方法と似ているのですが、不安を感じたときにハンカチをぎゅっと引っ張り強くかみしめることで、ノルアドレナリン量が低下していきます。
これはパニック障害にも有効ではないのではないかと考えます。
例えば薬でおさえているしパニック発作が徐々に起こらなくなってきているものの、
長時間電車に乗るのは怖いと言うときに、ハンカチをぎゅっと引っ張る。
そうすることで不安が軽減するはず。(気休めでなく科学的に)
楽しかった記憶を思い出す
自分にとって心地よい経験は実際に体験している時だけでなく想像しているときにも快感物質「ドーパミン」がでます。
うつ病が酷いときネガティブな感情が反芻して何をしていても悲しい気分になることがありました。
そんな時に一番効果があったのは、
懐かしい楽しいころに聞いていた音楽を聴きながら昔のことを思い出しウォーキングすることです。
よく、「過去の栄光を引きずるな」だとか「今をしっかり生きろ、現実をみろ」って言われるじゃないですか。
でも私は過去の楽しかったときを思い出して今も楽しくなれるなら素敵なことじゃない??って思います。
楽しかった思い出は財産です。
是非、楽しかった時の思い出を思い出す方法やってみてください。
最後にこれはなるほどと思った話を一つ。
目は口ほどにものを言わない
目は口ほどにものを言うといいますが、実はそうでもないということが解明されています!
危険を感じとる部位である扁桃体は顔の表情に反応します。
SS型のの不安遺伝子を持っている人は特に相手の表情に過敏に反応する傾向があります。
目の前にいる人が表情が怖いからと自分のことが嫌いだ、嫌な予感がすると感じたことはありませんか?
わたしはめちゃくちゃそういった経験があって。
でも実際しゃべってみるとそんなことはなく、自分の思い違いだったこともよくあります。
扁桃体は相手の顔の表情に勝手に反応してしまうのです。
「目は口ほどにものを言わない」と言うことを知っておくべき。
自分が思ている嫌な予感はだだの妄想かも。
私は最近トラウマから人が怖いと感じることが多くて・・・
人の顔を昔より伺ってしまします。この人目が怖いな・・・と
そんなとき
「目は口ほどにものをいわない!勘違いの場合がほとんど!」
考える癖をつけたいと思いました。
以上、うつになりやすい遺伝子、不安対処法についてでした。
参考文献
今回紹介した以外にも不安を解消する方法がたくさん載っています。
一冊もっておいて損がないと思います。
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