あーりーの自律神経

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森田療法とは?パニック障害克服のため認知行動療法

こんにちは!

突然ですが「森田療法」はご存知ですか?

私がパニック障害を治すためにどのような方法があるか調べていたときに行きついたのが森田療法でした。

 

薬物を使った治療方法ではなく認知行動療法です。

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わたしは補助の役目にすぎず、行動していかなければパニック障害は治らないと思っています。

森田療法の考え方に共感ができ、参考にしてしていきたいと思ったので今回書いていきます。

 

 

森田療法とは神経症パニック障害などの総称)を治す治療法で80年前から唱えられています。

様々な神経療法が表れては消えていく中で、森田療法はその成立から現在まで、治療法として80年間継続してきた実績がある方法です。

 

 

 

 

森田療法は元来入院をして行うものでしたが、外来でも森田療法を取り入れた治療をおこなっています。

 

 

森田療法とは

 

 

森田療法でいう神経症とは

大きく分けて3つ存在します。

 

1.心臓神経症 胃腸神経症などのように身体的な不安を主とするもの

2.対人恐怖症 場面恐怖などのように社会的な場面での緊張・不安を主とするもの

3.不潔恐怖症 不完全恐怖症などのように安全感の侵害に対する不安を主とするもの

 

 

 

全ての神経症に共通する特徴は、その強い不安緊張です。

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電車にのれない(心臓神経症 胃腸神経症)、

会議や会食に出られない(対人恐怖症、場面恐怖症)など生活の中でさまざまな支障が起こっています。

 

森田療法では症状の不安をそのままにしてとりあえずその人の行動や生活を改善することから治療に入っていきます。

 

 

不安神経症の人に対して不安を完全になくしてから行動するのではなく

「仕事にいかなくてはならない」「もっと積極的な生活をしたい」といった、

その人本来の現実的な欲求や向上心に沿って、行動を変えていくようにアドバイスしサポートしていくのです。

 

森田療法は他の精神療法を比べて実際的、行動的なものです。

 

 

 

症状はトラウマによって生じているものではなく、

人間には誰にでもある不安の表れであり、不安が現実との関わりの中で大きな位置を占めるようになってしまったものと考えます。

 

過去のことではなく、今ここで自分の生き方や生活を自己責任において選択し、実践していくです。

 

 

森田療法のの神経症の考え方

 

1.神経症は動悸や息苦しさに対し不安が生じた結果、その感覚に対して意識し、注意を向けるようになる。

 その感覚に対して意識し、注意を向けるようになります。意識・注意の結果としてその感覚がさらに敏感になってしまう。

 

 

 

2.不安を避けようとする「はからい」すなわち症状が起きそうな場面を回避することや、

 症状が起きないようにあらかじめ工夫するなど、はからうことによってさらに症状の重大性が増していくという悪循環が加わっていく。

 

 

この2つの悪循環によって症状が形成・維持されていくという理論が森田療法です。

 

 

 

森田神経質体質

 

 

森田療法には適した性格の人がいます。

それはずばり、神経質の方です。

そもそも神経症にかかる方はほとんど神経質なタイプ

以下の性格に当てはまる人は森田療法に適した人で、森田神経質と呼びます。

 

・生の欲望が強い

・理知的

・意欲的

・感受性が鋭い

 

といった要素からなり本人の性格に森田神経質の要素が含まれています。

 

 

森田療法の方法

 

1.症状リスト作成 

現在悩んでいる症状が起こる場面とその場における不安に対して行っている回避行動の一覧表を作成する 。

2.森田療法を知る

森田療法に関する本を読み森田療法の考え方を知り、回避行動(はからい)を辞めてそのまま場面に入っていくことを目標とする。

 

 

生きている限りは付きまとう不安を素直に認めて、日々の生活の中で不安の解消に向けて努力していくことがやがて神経質でも生きられる自信につながっていきます。

 

完全主義

神経質な方は完璧主義な傾向があります。

物事が完璧にできないと自分を責めてしまう癖ありませんか?

 

自分を許して8割できていれば次に進むと決めましょう。

 

 

過去へのこだわりと先取り不安

神経症に陥ると目の前のことよりも、もう過ぎてしまった過去の失敗やまだやってこない未来への不安に意識が行きます。

 

これは心当たりあり!('ω')

 

これも神経症の一種なんですね。

 

今に意識が向かないことが多いです。

今に目を向けていく考え方に切り替えていきたいと思います。

 

 

人間性の事実

雨の日が続くと気分がさえず、雨がやんで晴れた日の朝は気分が良い

そんなあたりまえのことが理解できなくなります。

 

 

これ、はっとさせられました。

 

こんな簡単なことなのに気づけないんです。

 

 

 

気分は変化するものという前提にあるということが気づけないんですね。

 

神経質の人は理想的な状態が常にあるものと欲を出し、

理想的なコンディションやプラス思考にこだわって逆に悪いコンディションやマイナスな考えを変えようとします。 

しかし思考によって気分を変えることは難しい、神経症の病理は体験する前に考えすぎて一種の「知的操作の病理」にはまりこんでいくものです。

 

 

 

 

 

行動してみて人間性の真実に気づくことが特効薬です。

身についてしまった「とらわれ」を落とすためにははからいをやめて、

いっそ運を天に任せる!くらいに考えていこうと思います。

 

 

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